11月1日満を持して発刊
「歯科医師にファイナンシャルプランナー」

ムリ、ムダ、ムラの無い歯科医院経営とライフプランニング
デンタルダイヤモンド社
定価3,780円(3,600円+税)


前作「医師・歯科医師の正しい財産の作り方」から3年。業界に新しいマネージメントの形を創作した内容でマネージメント業界をリードする本となりました。
今回は歯科医師とFP(ファイナンシャルプランナー)に特化した内容でより身近なテーマでまとめあげました。
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税理士法人 三田マネージメントサービス

2008年10月27日

火災保険

診療所の火災保険に入っていない方はいないと思いますが、契約内容
を覚えている方は少ないのではないでしょうか。

例えば、診療所の配管から水漏れを起こし下の階の店舗に被害をもた
らした場合には、いくら保険で下りるかご存じですか。

先生方に聞いてみると水漏れを起こした経験がある方は意外にも多
く驚きました。大抵がユニットの配管からの水漏れで、事前に気づく
のは難しいようです。

水漏れの場合には、歯科医師賠償責任保険の施設賠償で補償されま
す。これなら全ての先生方が入っていますよね。

「ああ良かった。」と安心するのは少し待ってください。歯科医師会
に加入している先生は、賠償責任保険を団体割引で入っていると思
いますが、その場合の施設賠償の限度額は大抵2千万円です。
2千万円あれば大抵の水漏れにも対処できるように思いますが、下
の階に銀行のATMが入っている等高額の機械が置いてある場合に
は、思わぬ請求がくる場合があります。団体割引を使わないで直接保
険会社と契約すると、例えば東京海上日動の場合は施設賠償の限度
額を5千万円まで上げられ保険料も年間8千円強で負担もそれほど
変わりません。

火災保険や賠償責任保険を今一度見直し、リスク管理を徹底しましょう。

投稿者 test1 : 09:24 | Trackback (0)


2008年10月17日

1.リスク管理とペイオフ

今年は本当に景気が悪いですね。 大手企業は業績予想を下方修正
しているようですし、不動産業を始め倒産件数も増加するなど、悪化の
一途をたどっています。

先日、中堅保険会社の大和生命が破綻しました。あまりにも突然の
破綻という印象を強く受けました。ここで思うことは、他の保険会社
や銀行は大丈夫だろうか?ということです。

生命保険については、危険だと思っても中途解約をすれば返戻金は
大きく減らされることが多いので得策ではありません。また解約しても、
健康状態によっては新たに保険に加入することが難しいので、でき
ることと言えば新規に保険に加入することをやめるくらいでしょう。

銀行についても決して安心できる状況ではありません。
ただ、銀行については預金保険制度により普通預金や定期預金の
元本1千万円とその利息までは保護されます。もちろん当座や決済
用預金は全額保護されます。

ペイオフが解禁となった平成17年当時は慌てて預金を他の銀行に
分けた方も多いと思いますが、最近は気にされている方は少ないよ
うに感じます。預金が1千万円以上ある方は、今一度見直されてはい
かがでしょうか。
また、1千万円以上ない方も、銀行が破綻した場合には、その処理等
で一時的にお金が引き出せない状況に陥るので、いくらかの運転資金
は銀行を分けて預金することをお勧めます。

10月13日に中川財務・金融相はペイオフを再凍結し、預金の全額
保護をする考えがあることを発表いたしました。ただ、どうなるかは
未定なので早めに対策を進めましょう。


投稿者 test1 : 09:08 | Trackback (0)